ついつい世間の話題に疎くなりがちな夜行性社会人のために、毒舌コラムニストの今井舞が気になるアノ事件を叩き斬る!
今井舞のWeekly News Wannabe
今井 舞
中日ネルソン、実弾所持逮捕で三カ月出場停止処分だそうな。しかしコレ、何かかわいそうな気がするんだが。
確かに実弾所持は日本の法律ではアウトだが、別に趣味でこっそり持ち込んだってワケでもないんだし。それより、野球選手として成功して、それなりにいい生活をしてるってのに、それでも護身用に常に銃を持ち歩かなければならないという彼の祖国の環境に同情してしまう。つーか出国する時、手荷物に実弾入ったままスルーさせちゃうドミニカ共和国の空港にも責任あるんじゃないか。銃と実弾を荷物から出したつもりで、うっかり何かの拍子で入ってしまったようだ、という本人の弁にウソはないと思う。ある意味不可抗力。悪気もなく、それを持っていた時は、「所持」が許されていたのだし。環境が変わってしまっただけなのだ。
とここまで書いててふいに思い出したのだが、私は以前青年誌で、ロリータアイドルファンに密着した読み物企画をやったことがあった。資料のために、上野のそのテの人たちが集う専門書店で、ロリコンアイドルのヌード写真集も含め、「うわぁ…」と門外漢は絶句しちゃうような本をいろいろ買ったと記憶する。あれ、編集さんに返してないし、捨てるのも恥ずかしいしで、今も実家のどっかにあるはず。当時はまだ「所持」はギリギリOKだったが、今は違うんだよね? 持ってるだけで逮捕されちゃうんだよね?
今捨てよう。今すぐ実家行って捨ててこよう。人の事とやかく言ってる場合じゃない。「『プチトマト』所持で逮捕」。…少なくとも、「実弾所持で逮捕」よりダメージ大なのは確かだ。
2月26日、キャンプ先の那覇空港で手荷物から実弾1発が見つかったとして、中日ドラゴンズのマキシモ・ネルソン投手(27=ドミニカ共和国)が逮捕、釈放された。同投手は母国ドミニカで護身用として所持していたものを誤って持ち込んでしまったという。球団側は同投手を同日から3カ月間の出場停止処分にすると決めた。
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「週刊朝日」「週刊現代」「週刊文春」など、数々の週刊誌等で活躍するコラムニスト。
独特の視点とシニカルな語り口で、主に芸能界やTV批評を展開する。